ドーナツアンプとトスカスピーカー

キツネはそれを巣に持ち帰り たいせつにたいせつに育てました

all i want

一滴も零れることがなかった。

 

多分、そうだろうな。とは思ってはいたけど、割とたやすく泣く方なので

実際に目の当たりにした時に感情のどこをつつかれるのかはなってみないとわからない。という部分はあったから。

美化した走馬灯でもリフレインするものかもしれない。

ここまでやってこれたことを喜ぶかもしれない。

そんな涙の可能性もあったり。

 

違った。ということや、置き去りにしてきた若さは常に自分との対話であって、人に向けられるようなものではなかったと納得しているような気がする。

 

「散々好き勝手やってきた」

そう思っていたけれど、思っていたより中途半端だった気もする。

その時に感じていたことの多くが中途半端だったようにも思えてくる。

今、感じていることはどうなんだろう。と見つめてみて、気持ちが中途半端なわけでは無いけれど決定的な決断をするような時期はまだ先なんでは無いかと思うことがある。

多分 取り組んでいる最中でいて。瞬間、瞬間は本気なんだけれど思い切った行動に出るのはきっとまだまだこれからなんだろうな。と。

 

だから手は抜かない。っていう大切さはここ10年で学んだことの一つだと。

 

考えなかったり、下手なごまかし方をすると、やっぱり後々で返ってくるんじゃ無いかって。

ここぞという時に通用しなくなってしまう。

それなりにやってきたつもりだったモノが随分と浅かったと思い知っているのも今の事実だから。

後悔だらけでは無いにしても、もう少し通用する方が良かったと願うこともあり、気付いた時には遅かった。で済ますより、今からやらないと、また10年後そうなっているかのほうが気になったり。

全部、全開フルスロットルで挑めるわけでも無いのだけど。

 

終わった物事を、ちゃんと終わらせて。

必要なものを大事に抱えて進めるように。

 

温めたいものも、抱きしめたいものも

まだまだたくさんある。