ドーナツアンプとトスカスピーカー

少し変わった君が、ソレをみんなに届ける話。

朝空絵の具

最近、睡眠時間帯が未知数。

ダリの絵画に出てくる溶けた時計みたいに頼りない。

 

どれだけ寝てなくても夜は眠くなく、

何時間寝た後でも夕方になると世界中の夜がまぶたに集まってきたみたいに寝てしまう。

見事な夜型。

これが逆だったら健康的なのに、トライしても夜は冴え冴える。

 

利点としては美しい朝の空が眺められること。

夕焼けも綺麗だけど、夜の訪れの合図とはまた違った粒子が広がり始まる空は

雨上がりの散歩でふと活気をくれる木々の香りに似ている。

 

7月に入り、世の中は夏。

ビカクにとっては忙しい時期に突入した。

「今頃、京都にいるんだろうな」

と思いながら、僕はたまに発動する「家を片っ端から片付ける」を行っていた。

改めて思う。こんなにたくさんの物が必要なのかと。

増やさないように努めてはいるが。

 

移動が多くなるビカクに伊藤計劃の小説「ハーモニー」を送った。

ちょうどいい本な気がしていた。塩梅というか。気分というか。

 

夕方に電話をくれたビカクは小説を気に入ってくれているようで

安心した。

もう半分読んだらしく、そこまでのストーリーについて話しをしてみた。

うん。ちょうど半分くらいだった。

 

気がついたことがあった。

あの人はこの本、気にいるだろうな。という本を贈ると、

なんてことない時間や距離が楽しみになる。

 

読み始めてくれたかな。

楽しいって思ってるかな。

今どの辺かな。

読み終わったら、どんな話をしよう。

 

一人で過ごす時間やある程度の距離があるからの機会なのだとも思う。

 

小説の話を前菜に、いろんな話をした。

「他人にどう思われても気にしない」の範囲。

僕が納得のいかなかった物語の展開。

(ビカクはそれはそれで受け入れていた)

ゲームの話。

(キャラの育成方法等)

親。

子供。

平和。

疑うこと。

信じること。

 

僕は人の話を聞く時に、どこか話半分で聞いているところがあると思う。

真剣には聞いているが、赤身の部分だけ聞いて脂の部分は流している。

 

ビカクの話に関しては、一語一句聴き漏らさまいとしている自分がいる。

今の彼が彼であることや、僕が僕であることを一番感じることができるからだと思う。

 

世間的には「サブカルチャー」なものを「カルチャー」として過ごしてきた僕らには

一人で建設できるモノと

共有してこそ成り立つものが在るような気がする。

 

今でも疑問に思う。

果たしてソレは本当にサブなのか。

メインはいつも心であるはずで

そこに触れた以上、サブではないんじゃないかって。

 

きっとそれは重要なことではないのだろうけど。

響くか否か。ってことで。

 

次のビカクのデスティネーションは北海道。

湿度も気温も本州より過ごしやすそうだなと想像する。

 

夏はまだ始まったばかり。

 

 

 

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